中国白酒の追跡対象バスケット、12銘柄中10銘柄が下落し約6週間ぶり安値
Sina Financeによると、11月2日の12銘柄小売価格指数は33元(0.31%)下落し、10,605元となった
2026年11月3日(火)

Sina Financeが公表した価格追跡データによると、11月2日(月)、中国白酒の追跡対象バスケットの小売価格は下落した。対象12銘柄のうち10銘柄が値下がりし、バスケットは約1カ月半ぶりの安値を付けた。
Sina Financeによると、Jiujia Neicanの価格追跡で対象とする白酒12銘柄を各1本ずつ購入した場合の合計価格は、レポートが対象とした24時間で10,605元だった。前日比では33元、率にして0.31%の下落となった。
値動きは特定の商品に集中せず、広範囲に及んだ。レポートによると、追跡対象12銘柄のうち10銘柄が値下がりし、1銘柄が値上がり、1銘柄は横ばいだった。データは中国国内の小売価格を対象としている。
最新の数値は、10月25日の比較対象となる水準も下回った。同日のバスケット価格は10,658元だった。11月2日の水準は53元安く、下落率は0.50%となった。
Sina Financeによると、Jiujia Neicanの追跡システムは、卸売業者、小売店、デジタル販売プラットフォームなど約200カ所の情報収集拠点を通じて白酒価格を調査している。実際の取引に基づいて各銘柄の平均価格を算出し、その後、販売量に応じて加重する。レポートで示された指標は、過去24時間に記録された12銘柄の平均小売価格を、名目元建てで合計したものだ。
数値からは、バスケット全体に緩やかながら広範な価格下落圧力がかかっていることがうかがえる。日次の下落率は小幅だったものの、12銘柄のうち10銘柄に及んだことで、バスケットは約6週間ぶりの低水準に達した。高級蒸留酒市場の短期的な価格動向を注視する取引業者や流通業者にとって、注目に値するデータといえる。
一方、この価格追跡には限界もある。市場全体ではなく、固定された白酒商品のみを対象とし、総需要ではなく小売価格を測定している。そのため、今回の低下だけで、白酒の販売や中国全国の消費が落ち込んだと判断することはできない。
白酒は中国で蒸留酒の主流を占めるカテゴリーであり、特に高級品は、国内の消費市場や贈答市場で重要な位置を占めている。小売価格の変動には、流通在庫、販促活動、地域ごとの競争、販売チャネル段階の需要動向が反映されることがある。実際の取引と販売量に基づく加重方式を採用するSina Financeの手法は、販売につながらない個別の提示価格や希望小売価格の影響を抑えることを目的としている。
11月2日のレポートは、下落の原因を一つに特定していない。ネットワークを通じて収集した取引に基づく市場のスナップショットとして、データを提示した。比較対象は24時間に限られるため、この下落は市場全体の転換を示す証拠というより、短期的な価格変動の兆候として捉えるのが適切だ。
それでも、下落の広がりは目を引く。12銘柄中10銘柄が同時に値下がりしたバスケットは、1、2銘柄の下落によって押し下げられた場合よりも重要性が高い。市場関係者にとって、こうした動きは少なくとも追跡期間中、価格環境が軟化している可能性を示すことがある。
データは、11月2日付のSina Financeの一次レポートに基づく。10月25日の数値は、前回のバスケット水準との比較に用いられた。