ABインベブ、ノンアルコールビールの第3四半期売上高が35%増

主力ビールの販売量がほぼ横ばいとなるなか、急成長カテゴリーの一つであるノンアルコールビールの売上高は35%増加した

2026年10月30日(金)

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ABインベブ、ノンアルコールビールの第3四半期売上高が35%増

アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は10月29日木曜日、第3四半期のノンアルコールビール事業のオーガニック売上高が35%増加したと発表した。同期間の主力ビールの販売量はほぼ横ばいで、ノンアルコールビールの伸びを大きく下回った。

今回の発表は、同社のビール事業全体の販売量がほとんど動かなかった一方で、最も急成長しているカテゴリーの一つが大幅に拡大していることを示している。ベルギーに本社を置くビール大手ABインベブは、Budweiser、Corona、Stella Artoisなどのブランドで知られ、生産量で世界最大のビールメーカーだ。BarthHaasの業界データによると、2025年の生産量は4億8,419万ヘクトリットルで首位だった。

第3四半期の数値は7月から9月までを対象とし、グループの飲料ポートフォリオのうち、ビールとノンアルコールビールをその他の飲料と分けて示している。ABインベブはノンアルコールビール部門の絶対額での売上高を公表せず、オーガニック成長率のみを開示した。企業報告におけるオーガニック成長率は、為替やポートフォリオ構成の変化を除外するため、実際の販売量の変動とは直接比較できない。

今回の決算では、この違いが重要となる。35%増は売上高を指し、販売リットル数ではない。同じ7~9月期に、ABインベブはビールの総販売量がオーガニックベースで0.1%減少したと発表した。報告ベースでは、四半期のビール販売量は前年同期の1億2,469万2,000ヘクトリットルから1億2,437万ヘクトリットルに減少し、32万2,000ヘクトリットルのマイナスとなった。

この比較から、四半期のビール販売量全体がほぼ横ばいだった同社において、ノンアルコール事業がいかに急速に拡大しているかが分かる。販売構成の改善や価格の変化、あるいはその両方によって、売上高が販売量を上回るペースで伸びることはあるが、同社は発表資料でノンアルコールカテゴリーの詳細な内訳を公表していない。

年初からの9カ月間を見ると、ビール販売量は第3四半期単独よりも堅調な推移を示した。1~9月のビール販売量は報告ベースで3億6,979万6,000ヘクトリットルとなり、前年同期の3億6,769万7,000ヘクトリットルから増加した。増加幅は209万9,000ヘクトリットルだった。ABインベブによると、9カ月間のビール販売量はオーガニックベースで0.7%増加した。

この数値は、販売量では主力ビール事業の規模が依然としてはるかに大きいものの、ABインベブの世界的なビールポートフォリオにおいてノンアルコールビールの成長がより重要になりつつあることを示唆している。ABインベブはノンアルコールビールの単独売上高を公表していないため、グループ全体の売上高に占める同部門の割合は分からない。一方、第3四半期に同カテゴリーが同社のビール事業全体を大きく上回るペースで拡大したことは示されている。

ABインベブは10月29日、企業発表資料でこれらの数値を公表した。今回の決算は世界全体の事業を対象とし、同社の定期的な業績報告の一環として発表された。ビールとノンアルコールビールの数値はその他の飲料と分けて示され、世界最大のビールメーカーにおけるノンアルコール事業の動向をより明確に把握できる内容となっている。

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