リアス・バイシャス、輸出第3位市場プエルトリコで再び販促
リアス・バイシャスがサンフアンで60を超える銘柄を紹介。プエルトリコへの販売量は620,642リットル、金額は500万ユーロ超
2026年11月7日(土)

スペインのワイン産地呼称リアス・バイシャスは、2026年の海外プロモーションの最終訪問先としてプエルトリコを選び、11月5日(木)、有力輸出市場の一つを対象にサンフアンでイベントを開催した。
リアス・バイシャス原産地呼称統制委員会によると、イベントにはワイン業界の専門家やオピニオンリーダー約100人が集まった。参加者にはメディア関係者、ソムリエ、輸入業者、インフルエンサーのほか、ワインや食に関する情報発信者が含まれた。中心となったのは、スペイン北西部の大西洋沿岸地域にあるリアス・バイシャスのワイナリー26社と、60を超えるワインブランドを紹介するショールームだった。
今回の訪問は、アルバリーニョ種のワインで知られるリアス・バイシャスにとって、プエルトリコが海外事業で重要な市場であることを改めて示した。同産地呼称によると、プエルトリコは数年前から海外販売先ランキングで第3位を維持しており、2025~26年の販売期もその順位を保った。この期間の同市場での販売量は620,642リットル、金額は500万ユーロを超えた。すでに産地呼称内の50を超えるワイナリーがプエルトリコに進出している。
リアス・バイシャスの事務局長ラモン・ウイドブロとマーケティングディレクターのエバ・ミンゲスは、参加ワイナリーの代表者らとともに10月29日に現地入りし、プロモーションを支援した。統制委員会によると、すでに高い評価を得ており、販売額で主要な輸出先の一つとなっている市場で、ワインの認知度をさらに高めることが目的だった。
ショールームに先立ち、主催者はリアス・バイシャスのワインに関するセミナーを開催した。ウイドブロが冒頭の挨拶を行い、アカデミア・デ・ソムリエ・デ・プエルトリコのアレハンドロ・フェリスが試飲とプレゼンテーションを担当した。ウイドブロは紹介の中で、土着品種、特にアルバリーニョを重視する姿勢に加え、地域のワイン造りの伝統や気候、景観を強調した。
イベントで提供されたワインの大半は2025年ヴィンテージだったが、参加者は2024年から2020年までのボトルも試飲した。2018年と2016年のワインも一部紹介された。統制委員会によると、2016年はスペインの同産地呼称が初めてプエルトリコを訪れ、ワインの販促と地域およびその生産についての研修を行った年だった。
サンフアンでのイベントは、リアス・バイシャスにとって1年にわたる海外向け活動の締めくくりとなった。同産地呼称は、白ワインが業界関係者や消費者の支持を集めている輸出市場に引き続き力を入れている。今回のプエルトリコ訪問では、教育と商業的なプロモーションを組み合わせた。同産地呼称はスペイン国外での認知度向上にこの2つの取り組みを活用しており、幅広い種類のワインをすでに輸入している市場で特に注力している。
統制委員会が示した最新の数値からは、プエルトリコが販売量、金額の両面で、同産地呼称にとって海外で確固たる地位を築いた市場の一つであり続けていることがうかがえる。アルバリーニョをはじめとする土着品種をアイデンティティーの中心に据える同地域にとって、同市場は輸出戦略上、重要な役割を担っている。