ギリシャの見かけのワイン消費量は2025/26年度に11.1%増加した。ギリシャワイン製品中央協同組合(KEOSOE)が木曜日に発表した業界需給バランスで明らかになった。同組合によると、国内の見かけの消費量は1,112,142ヘクトリットルに達し、2024/25年度の1,001,000ヘクトリットルから増加した。
増加幅は111,142ヘクトリットル、約1,110万リットルだった。同時にワイン在庫も増えており、この期間の見かけの消費量の増加と並行して、在庫の積み増しも進んだことが示された。KEOSOEによると、7月31日時点の期末在庫は2,012,529ヘクトリットルで、前年の1,705,521ヘクトリットルから307,008ヘクトリットル、18%増加した。
この数値は、ギリシャ市場でどれだけのワインが供給可能だったか、また販売年度末にどれだけが売れ残ったかを示す手がかりとなる。取引業界が供給状況や商業上のニーズを見極める際にも用いられる。
KEOSOEによると、見かけの消費量は、公的に申告された生産量、貿易の流れ、工業用途、在庫水準を基にした代数的な需給バランスから算出される。7月31日に終了した2025/26年度について、同組合は2025年8月1日時点の期首在庫1,705,521ヘクトリットル、公的に申告されたワイン生産量1,645,200ヘクトリットル、ワイン輸入量302,910ヘクトリットルを算入した。そのうえで、期末在庫2,012,529ヘクトリットル、ワイン輸出量282,020ヘクトリットル、工業用途247,000ヘクトリットルを差し引いた。
公表されたこれらの項目を使って計算すると、合計は1,112,082ヘクトリットルとなり、KEOSOEが見出しで示した1,112,142ヘクトリットルを60ヘクトリットル下回る。それでも同組合は発表文で、見かけの消費量の合計として後者の数値を示した。
同組合は、この需給バランスが対象とする期間の数値を、人によるワイン消費量と説明した。ただし、この指標は家庭での購入量や飲食店での販売量を直接集計したものではない。見かけの消費量は、供給と用途に関するデータから導き出した統計上の推計値である。販売年度中に国内市場で理論上どれだけのワインが消費されたかを示すものであり、消費者が店舗で実際に購入した量や、特定の季節に飲んだ量を示すものではない。
データを読むうえで、この違いは重要だ。需給バランスの対象期間は7月31日に終了するため、秋の市場全体を示すものではなく、年後半のワイン需要を測る指標として扱うべきではない。一方、対象期間には夏季の一部が含まれており、ギリシャのワイン販売にとって重要な時期にあたる。
KEOSOEによると、ギリシャが7月31日時点のワイン在庫を欧州委員会に報告したことで、この需給バランスの作成が可能になった。同組合は、公的データを用いて1995年からこの統計系列を作成しているという。
同組合はまた、ブドウが別の用途向けである場合に関連する違法または隠れたワインの流通など、未申告の数量は数値に含まれていないと説明した。そうした数量を算入すれば、見かけの消費量はさらに大きくなるとKEOSOEは述べた。つまり、公表値が反映するのは申告された市場のみであり、記録されていない生産や取引を推計しようとするものではない。
KEOSOEが算出した対象期間の1人当たり消費量は10.59リットルだった。前年度から11.1%増加したものの、長期的な傾向は依然として減少基調にあると同組合は述べた。
発表では、2026年にワイン消費量が減少したという市場の見方にも反論した。KEOSOEによると、少なくとも7月31日までの公式需給バランスは、その見方を裏付けていない。この指摘は、秋にブドウ価格が下落した際、一部の業界関係者がその背景としてワイン需要の軟化予想を挙げていた市場において、重要な意味を持つ。
生産者や取引業者にとって、消費量と在庫の動きが同時に示された点は、報告書の最も重要な内容かもしれない。国内の見かけの消費量は増加したが、在庫は絶対量でそれを上回るペースで増え、販売年度末の保管量は前年を上回った。この組み合わせは、期間中に市場での吸収が強まった一方、供給にはなお余裕があったことを示唆する。
KEOSOEは政府の統計機関ではなく業界団体だが、生産、貿易、在庫のデータについては公的な申告に基づいて算出していると説明している。この需給バランスはギリシャのワイン市場を体系的に把握する材料となる一方、報告された在庫に依存し、未申告の活動を捉えられないなど、見かけの消費量という指標が持つ限界もある。