ニュージーランドのワイン輸出、ブドウ収穫量が15%減るなか6%増

出荷量は3億800万リットルに達した。生産量の約90%を輸出する業界で、底堅い需要が続いている

2026年10月16日(金)

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ニュージーランドのワイン輸出、ブドウ収穫量が15%減るなか6%増

ニュージーランドのワイン輸出は、ブドウの収穫量が大幅に減少したにもかかわらず、2026年6月までの12カ月間に6%増加した。世界でも輸出への依存度が高いワイン産業の一つで、海外需要が引き続き堅調だったことを示している。

New Zealand Winegrowersが発表したデータによると、輸出出荷量は前年の2億8,900万リットルから3億800万リットルに増加した。同団体によれば、輸出は国内ワイン生産量の約90%を占めており、ニュージーランドのワイナリーが販売や価格形成において海外市場に大きく依存していることがうかがえる。

出荷量の増加は、2026年の収穫が5月に終わり、ブドウ収穫量が44万トンとなった後に起きた。2025年の51万7,000トンから15%減少した。収穫量の減少と輸出需要の拡大が重なり、市場で積み上がっていた余剰在庫の縮小につながる可能性がある。ワインの買い手やその他の飲料輸入業者にとっては、主要市場で需要が堅調に推移すれば、ニュージーランド産ワインの供給が引き締まることも考えられる。

688のブドウ栽培農家と728のワイナリーを代表するNew Zealand Winegrowersは、対象となる12カ月間の輸出額を10億4,700万ユーロとした。同じデータでは、前の12カ月間の輸出額は10億4,200万ユーロで、輸出量が増えた一方、輸出額はおおむね横ばいだったことが示唆される。平均輸出価格は前年の1リットル当たり3.61ユーロから3.40ユーロに下落し、生産者が平均価格の低いワインをより多く販売したことを示している。

輸出量、輸出額ともに、米国が引き続きニュージーランド最大の海外市場となった。米国の買い手は9,198万リットル、3億5,810万ユーロ相当を輸入し、平均価格は1リットル当たり3.89ユーロだった。第2位の英国は8,487万リットル、2億1,200万ユーロ相当を輸入し、平均価格は1リットル当たり2.50ユーロとなった。

公表された数値によると、次に大きな買い手はオーストラリアで、輸入量は5,322万リットル、金額は1億5,929万ユーロ、平均価格は1リットル当たり3.34ユーロだった。カナダの輸入量は1,741万リットル、金額は9,241万ユーロで、ニュージーランドの主要市場のなかで最も高い平均価格となる1リットル当たり5.31ユーロを支払った。ドイツは1,470万リットル、2,730万ユーロ相当を輸入し、平均価格は1リットル当たり1.86ユーロ。中国は734万リットル、3,470万ユーロ相当を輸入し、平均価格は1リットル当たり4.73ユーロだった。

最も勢いがあったのは、アジアの一部市場だった。New Zealand Winegrowersによると、2025年7月から2026年6月までの中国の購入量は72%増加し、韓国の輸入も20%増えた。販売量は依然として米国や英国を大きく下回るものの、生産者が供給を需要により近づけようとしているなか、顧客層が広がっていることを示している。

ニュージーランドのワイン産業は、比較的少数の輸出市場とブドウ品種に集中しており、この点が重要となる。米国、英国、オーストラリア、カナダでの購買動向の変化は、ワイナリーの在庫やブドウ価格、瓶詰め計画にすぐさま影響しうる。中国や韓国で需要が拡大すれば、他の地域での成長鈍化を補える可能性がある。また、在庫の縮小が続けば、収穫量の減少が価格規律を支えることも考えられる。

最新の数値は、ニュージーランド産ワインが引き続きソーヴィニヨン・ブランに大きく依存していることも示している。同品種の栽培面積は3万206ヘクタールで、国内のブドウ畑全体の4万3,321ヘクタールのうち71%を占める。2026年の収穫量は34万7,122トンで、全体の79%に達した。複数の地域への輸出を拡大する一方で、ニュージーランドは単一のワインスタイルへの需要動向に、とりわけ大きく左右されやすい状況にある。

第2位の品種はピノ・ノワールで、栽培面積は5,000ヘクタール、ブドウ畑全体の11.5%を占める。一方、収穫量は2万895トンで、総生産量の約4.5%にとどまった。シャルドネの栽培面積は2,879ヘクタールで、ブドウ畑の5%を占め、収穫量は1万8,662トン、全体の4%だった。ピノ・グリは2,649ヘクタールで、ブドウ畑の4.5%を占め、収穫量は2万2,820トン、全体の5%となった。

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