チリのワイン輸出、9月までに8.8%減

Odepaによると、チリのワイン輸出は1〜9月に4億7,560万リットル、10億7,180万ドルとなり、9月の輸出量は0.3%増加した。

2026年11月3日(火)

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チリのワイン輸出、9月までに8.8%減

チリのワイン輸出は2026年の最初の9カ月間に減少した。一方、9月の出荷量は前年同月をわずかに上回った。チリ農業研究政策局(Odepa)が11月2日月曜日に公表した月次業界報告で明らかにした。

Odepaによると、チリは1〜9月にワイン4億7,560万リットルを輸出し、金額は10億7,180万ドルだった。2025年の同じ期間と比べ、数量は8.8%、金額は6.4%減少した。この数字は、世界有数のワイン供給国の一つであるチリの現状を示す新たな指標となる。チリ産の瓶詰めワインやバルクワインの輸出動向は、主要な輸入市場での競争や価格、調達に影響する可能性があるため、飲料業界全体から注目されそうだ。

最大の輸出品目は原産地呼称ワインで、年初から9カ月間の輸出量は2億7,070万リットル、金額は8億4,640万ドルだった。前年同期比では、数量、金額ともに4.8%減少した。次いでバルクワインが1億6,840万リットル、1億4,710万ドルで、数量は11.4%、金額は3.5%減。スパークリングワインの輸出も減少し、数量は11.1%減の300万リットル、金額は12.9%減の1,110万ドルとなった。

9月単月のワイン輸出は合計5,610万リットル、1億2,690万ドルで、2025年9月と比べ数量は0.3%、金額は2.5%増加した。このうち原産地呼称ワインは3,220万リットル、1億ドルを占めた。同品目は数量が0.1%減った一方、金額は1.9%増加した。主な輸出先はブラジル、英国、カナダだった。

9月のバルクワイン輸出は1,950万リットル、1,700万ドルで、2025年同月比で数量は1.2%、金額は6.6%増加した。主な輸出先は英国、米国、デンマークだった。一方、スパークリングワインは減少し、9月の輸出量は31.9%、金額は30.9%落ち込んだ。同月のチリ産スパークリングワインの主な市場は日本、ブラジル、コロンビアだった。

報告書では、ピスコとアグアルディエンテの海外販売も低調だった。2026年9月の両製品の輸出は計6万4,000リットル、金額は38万5,700ドルで、2025年9月と比べ数量は30.5%、金額は35.8%減少した。主な輸出先はチェコ、スペイン、ドイツだった。

輸入についてOdepaは、チリが1〜9月にワイン78万6,000リットル、金額にして640万ドルを輸入したと発表した。再輸入分は含まない。輸入の中心はスパークリングワインで、数量は59万5,000リットル、金額は460万ドルだった。数量、金額のいずれでも、イタリア、フランス、アルゼンチンが主な原産国だった。

報告書には、チリ農牧庁(SAG)による国内供給データの更新も含まれた。SAGの2025年ワイン在庫報告によると、ピスコを除くワイン在庫は2025年12月31日時点で11億2,090万リットルとなり、前年の12億9,200万リットルから13.3%減少した。このうち原産地呼称ワインは9億8,390万リットル、一般ワインを含む原産地呼称のないワインは1億3,340万リットル、食用ブドウから造られたワインは360万リットルだった。

SAGの2026年生産報告は異なる傾向を示し、ワイン生産量の増加を明らかにした。チリの2026年のワイン生産量は計9億4,950万リットルで、前年から13.2%増加した。内訳は原産地呼称ワインが7億9,080万リットル、原産地呼称のないワインが1億3,750万リットル、食用ブドウから造られたワインが2,110万リットルだった。

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