Amber Beverage UK、支払不能に陥り管理手続き入り
先週金曜日にBDOが管財人に選任され、英国での事業停止後、全社で人員削減が報じられた
2026年10月20日(火)

Amber Beverage Groupの英国販売部門であるAmber Beverage UKが、支払不能に陥り管理手続きに入った。この動きにより、英国で複数の国際的なスピリッツブランドを今後短期的にどのように流通させるのか、懸念が生じている。
同社のマネージングディレクター、Pavel Verblyudenko氏はGlobal Drinks Intelに対し、先週金曜日にBDOが管財人に選任されたことを認めた。同氏によると、同社の融資元はこの措置に同意し、事業の管理権は管財人に移った。
Global Drinks Intelはまた、同社全体で人員削減が進められていると報じた。同誌によると、同社は英国での事業を停止した。
ABUKとも呼ばれるAmber Beverage UKは、公式サイトで英国市場において25年以上事業を展開してきたとしている。同社は英国で、親会社のAmber Beverage Groupに加え、Global Drinks Intelが姉妹会社と報じたStoli Groupの国内販売と流通を担っていた。
今回の管理手続き入りにより、長年にわたって飲料を扱ってきた販売会社が正式な倒産手続きに入ることになった。サプライヤー、小売業者、バー、卸売業者が物流や与信の混乱に敏感になっている時期でもある。Amber Beverage UKは、Amber Beverage GroupおよびStoli Groupに関連するブランドの英国での販売と流通を担っていたため、手続きの進展や新たな流通体制の整備状況によっては、少なくとも短期的に、これらの製品が英国の顧客に届く方法に影響が及ぶ可能性がある。
取引先にも影響が及ぶ可能性がある。飲料業界では、販売会社の経営破綻はすぐに単なる企業の問題にとどまらなくなることがある。小売業者や業務用市場の顧客が今後の納品について見通しを立てられなくなるほか、支払いを待つサプライヤーやサービス事業者に信用リスクが生じる可能性もある。今回のケースでこうした影響の全容はまだ明らかになっていないが、支払不能によってサプライチェーン全体で供給の混乱や支払いへの懸念が生じる可能性は高まっている。
BDOの選任により、同社は自社経営陣ではなく倒産処理の専門家の管理下に置かれた。英国では、支払不能に陥った企業が従来の形で事業を継続できなくなった場合、管理手続きが一般的に用いられる。管財人は通常、即時清算よりも債権者にとって有利な結果をもたらす方法として、事業の再建、売却、再編、または清算が可能かどうかを検討する。
現時点で公表されている情報からは、BDOがAmber Beverage UKについてどのような処理方針をとるのか、事業の一部が売却される可能性があるのか、また流通権が他社に移管される可能性があるのかは分からない。報じられた人員削減の対象となる従業員数についても、まだ公表されていない。
Amber Beverage Groupは、製造、ブランド保有、流通を手掛ける国際的なスピリッツ企業だ。同社の英国事業は、欧州有数の輸入スピリッツ市場における販売ルートとして機能していた。国際的なブランドを複数展開するメーカーにとって、英国は重要な市場だ。小売市場の販売量が大きく、業務用市場も規模が大きいため、安定した流通パートナーの存在が特に重要となる。
Stoli Groupとのつながりも、業界の関心を高めている。Stoliブランドの製品は長年にわたり国際的なスピリッツ市場で存在感を示してきた。英国での販売や流通支援が途絶えれば、顧客や競合他社がその動向を注視するとみられる。ただし、ブランドの入手可能性への影響の程度は、市場在庫や代替体制をどれだけ速やかに整えられるかによって決まる。
Global Drinks Intelによると、同誌は火曜日にVerblyudenko氏に連絡し、同氏はBDOの選任を認めた。融資元が同意し、管財人が管理権を引き継いだという同氏の説明以外に、同誌が入手した情報には支払不能の原因についての詳しい説明は含まれていなかった。
支払不能に至った財務状況、顧客からの注文の扱い、Amber Beverage Groupまたは関連会社が別の体制で英国での直接販売を再開する意向があるかなど、重要な点は未解決のままだ。現時点で確認されているのは、Amber Beverage UKが支払不能に陥ったこと、BDOが管財人に選任されたこと、そして全社で人員削減が報じられたことだ。