新規出店を追い風に四半期売上高9.6%増、Chipotleが発表
既存店売上高は2.1%増加した一方、コストの伸びが売上高を上回り、営業利益率は13.7%に低下
2026年10月29日(木)
Chipotle Mexican Grillは10月28日水曜日、第3四半期の売上高が9.6%増加したと発表した。一方、店舗網の拡大と既存店売上高の小幅な伸びを背景に、営業利益率は低下した。
カリフォルニア州ニューポートビーチに本社を置く同社の7~9月期の売上高は32億9,320万ドルで、前年同期の30億340万ドルから増加した。米国を中心に、海外にも小規模な事業展開を続けるなか、Chipotleは店舗網を拡大した。
既存店の業績を測る既存店売上高は、当四半期に2.1%増加した。前四半期の2.2%増をわずかに下回った。Chipotleによると、客数を示す取引件数は0.8%増え、客単価は1.3%上昇した。
この数字は、既存店の伸びが安定しているものの限定的であり、売上高全体の増加の大部分を新規出店が占めたことを示唆している。売上高の9.6%増に対し既存店売上高の伸びが2.1%だったことから、店舗網の拡大が当四半期の増収を大きくけん引したとみられる。
一方、収益性は悪化した。Chipotleによると、営業利益率は前年同期の15.9%から13.7%に低下し、下げ幅は2.2ポイントとなった。売上高が増え、販売数も増加したものの、当期は営業コストの伸びが売上高の伸びを上回ったことを示している。
2026年の最初の9カ月間の売上高は97億3,000万ドルで、前年同期の89億4,210万ドルから増加した。この増収は、より長い期間で見ても同社が売上高を伸ばし続けたことを示している。ただし、第3四半期の営業利益率の低下は、売上高の増加が営業利益率の改善に十分つながらなかったことを示している。
店舗数も増加を続けた。9月末時点で、Chipotleは直営店4,267店、パートナーが運営する店舗20店を展開していた。この規模を踏まえると、四半期の業績は、特に既存店の成長率が一桁台前半にとどまるなかで、事業拡大と利益率の管理をどう両立するかがチェーンの業績を左右するようになっていることを示している。
Chipotleの第3四半期決算では、客足は引き続き増加したものの、そのペースは緩やかだった。取引件数が0.8%増えたことは、前年同期より注文数が増えたことを示す。一方、客単価の1.3%上昇には、価格設定と顧客の購買傾向の両方が反映されている。客単価の上昇だけでインフレを意味するわけではなく、顧客が何を購入したかによっても変わり得る。
今回の四半期業績は、同社が10月28日水曜日に発表した声明で明らかにされた。報告は、事業規模が拡大して売上高が増加し、新規出店と客足の小幅な伸びが一因となった一方、営業利益率は前年同期を下回るという、明暗の分かれる内容となった。