フランス、一部の2026年産シャンパーニュにアルコール度数13%超を容認

熱波と干ばつでブドウの糖度が高まり、最大15%のワインができる可能性を受け、フランスが一部生産者に一度限りの特例を認めた

2026年10月28日(水)

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フランス、一部の2026年産シャンパーニュにアルコール度数13%超を容認

フランスは、2026年の収穫ブドウから造る一部のシャンパーニュについて、通常のアルコール度数上限である13%を超えることを正式に認めた。熱波と深刻な干ばつに見舞われた夏を受けた、一度限りの特例となる。

この措置は水曜日にフランス官報に掲載されたもので、シャンパーニュの生産者が9月初旬、国立原産地・品質研究所(INAO)から取得した一時的な適用除外に続くものだ。政令によると、2026年産の補糖していないワインと、過去の収穫年の補糖したワインをブレンドして2027年に仕込むワインは、シャンパーニュの泡を生み出す二次発酵後、総アルコール度数の上限である13%を超えることができる。

フランス当局は、2026年夏の気象条件により、今年収穫されたブドウの潜在アルコール度数が異例に高くなったため、この例外を認めたと説明した。実際には、高温で乾燥した天候によって果実の糖度が上がり、アルコール度数の高いワインができる可能性がある。通常のシャンパーニュの規則では、こうした上限はアペラシオンの生産基準によって厳格に管理されている。

今回の変更は、醸造が始まる前からアルコール度数が高くなるほど熟したブドウを、生産者が扱う余地を確保することを目的としている。TF1 InfoとAFPの報道によると、この特例により対象となる栽培農家は、最大15%のアルコール度数に達するワインを造ることができる。醸造中に糖を加える補糖を行った過年度のリザーブワインとブレンドする場合も含まれる。完熟した2026年産のベースワインを一部の補糖済みリザーブワインと組み合わせると、完成品が通常の上限を超えるおそれがあるため、シャンパーニュ業界は規則の調整を求めていた。

業界関係者は、この特例が地域全体に広く適用されるものではないと述べている。ワイン生産者総連合会の会長で、シャンパーニュ委員会の共同会長でもあるマクシム・トゥバール氏は9月、対象となるのは「少数の栽培農家」だと語った。この措置は、シャンパーニュのメゾンや栽培農家すべてに一律の変更を加えるものではなく、特に成熟度と潜在アルコール度数が高くなったブドウを生産した人々を対象とすることを示している。

この決定は、フランスで最も厳しく規制されているワイン産地の一つで、収穫期の条件が急速に変化していることも反映している。シャンパーニュ委員会によると、2026年の収穫は同地方で観測史上最も早かった。最初のブドウは8月6日に収穫され、8月17日には収穫が本格化した。すでに早い年とされていた2025年より、さらに2週間早い。2026年は初期の霜害に続いて熱波と異例の干ばつに見舞われ、ブドウの生育の進み方と果実の組成の双方に影響した。

飲料業界にとって今回の措置は、暑さの増加に伴うブドウの成熟度上昇に合わせ、規制当局が生産規則を調整していることを示す点で、シャンパーニュにとどまらない意味を持つ。スパークリングワインの生産者によるブレンド、リザーブワインの在庫管理、アルコール度数、アペラシオン規則への適合にも影響する可能性がある。適用除外は限定的かつ一時的だが、気候変動の圧力でブドウ畑の実情が変わるなか、伝統的な基準と実際の収穫物とのバランスをめぐり、ワイナリーが今後求める可能性のある規制調整の一例となる。

シャンパーニュは世界でも特に注目度の高いワインの一つで、その規則が変更されることは通常まれだ。生産者がアペラシオンの規定に対する一時的な適用除外を得たのは初めてとされる。この決定は、従来のパターンに当てはまらなくなりつつある収穫に対応しながら、シャンパーニュのアイデンティティーを守らなければならない栽培農家、メゾン、規制当局にとって注目すべきものだ。

シャンパーニュ委員会はすでに、気候変動が進み生産者に適応を迫るなか、2026年のような収穫が今後増える可能性があると警告していた。水曜日の政令は、1つのヴィンテージについて、その適応に法的根拠を与えるものだ。また、暑い夏でブドウの成熟度が高まるにつれ、長年続いてきたアルコール度数の上限やブレンドの慣行が、欧州各地のワイン産地で一段と圧力にさらされる可能性があるという、広がりつつある課題も浮き彫りにしている。

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