Bonhams、Springbankの204本一括ロットを出品 予想落札価格は12万ポンド

個人所有の1994年樽から造られたSpringbank 31年物204本が、Bonhamsのオンライン競売に登場。競売は10月21日まで。

2026年10月8日(木)

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Bonhams、Springbankの204本一括ロットを出品 予想落札価格は12万ポンド

Bonhamsは今月、熟成Springbankウイスキーの大規模なロットを競売にかける。目玉は、個人所有の樽からボトリングされた204本の一括ロットで、競売会社は9万〜12万ポンドと見積もっている。

このボトル群は、bonhams.comで10月21日まで開催されるBonhamsのオンライン競売「Distillery Icons: A Legacy of Excellence」の中心となる。同ロットはSpringbank Cask No. 125から造られた。1994年に蒸留されたリフィルのバーボン・ホグスヘッド樽で、2025年11月に31年物としてボトリングされた。Bonhamsによると、34ケースで出品され、各ボトルの容量は70cl。

競売会社は、熟成Springbankウイスキーの個人ボトリング品を全量、一度の購入で入手できる珍しい機会として、このロットを紹介している。Bonhamsによると、ボトルには商業用のSpringbankブランドではなく、元の個人所有者のラベルがそのまま付いている。同社は、この点がロットの来歴を裏付け、蒸留所の通常のリリース品と一線を画すと説明している。

Bonhams Wine & Spiritsでスコットランドのスピリッツ部門責任者を務めるPatricia Byottは、すでにボトリング済みの樽を一括ロットとして出品するのは、同社にとって今回が初めてだと述べた。同社が発表したコメントで、熟成Springbankを購入できる機会は限られてきており、所有履歴が記録された204本のまとまったロットが競売に出ることはまれだと語った。

このロットは、コレクターから根強い支持を得る蒸留所の古いリリースを中心に、収集価値の高いスコッチウイスキーへの需要が引き続き堅調であることを示している。Bonhamsによると、Springbankはコレクターから最も求められる銘柄の一つで、古い原酒の供給は逼迫している。この傾向が、長期熟成ボトルやプライベートカスクの価格を下支えしている。

競売に出品されるのはSpringbankの一括ロットだけではない。Bonhamsによると、今回の競売は、希少性、熟成年数、所有履歴を重視し、ウイスキーコレクターの間で確固たる地位を築いた蒸留所やボトリング品を中心に構成されている。他の注目ロットには、1954年のGlenfarclas Pagoda Ruby Reserve Gold 62 Year Oldがあり、1.5リットル瓶で予想落札価格は1万4,000〜2万ポンド。

もう一つの目玉は、70clのボトル1本で出品されるHighland Park 56 Year Oldで、予想落札価格は2万〜3万ポンド。Bonhamsはこのほか、予想落札価格7,000〜1万2,000ポンドのSpringbank 1952、3,000〜5,000ポンドのThe Macallan Red Ribbon 1950、1,200〜1,800ポンドのBowmore Mackillop’s Choice 1989を6本まとめたロットも出品している。

今回の競売は、競売会社が酒類を紹介する際、熟成年数や希少性と同じくらい、ブランドの知名度や追跡可能な所有履歴を重視し続けていることを示す。Springbankのロットでは、ウイスキーが個人所有のもとに置かれていたこと、単一の樽からボトリングされたこと、そして複数のロットに分けず全量一括で出品されていることが、特に強調されている。この形式は、まとまった量を求める個人コレクターにも、ロット全体を保有したり、贈答用にしたり、セラーに収蔵したりすることを検討する業者にも魅力となる可能性がある。

1793年創業のBonhamsは、ワインやスピリッツを含む幅広い収集品分野で世界的に事業を展開している。近年、希少ウイスキーの競売には英国、米国、アジアの買い手が関心を寄せており、落札結果を左右するのは熟成年数表示だけでなく、蒸留所の評判やボトリングの履歴であることも多い。記録が明確でボトルの本数が確定している場合、プライベートカスクの出品はさらに注目を集めることがある。ただし、最終価格は入札者間の競争や市場全体の状況にも左右される。

今回の競売で焦点となるのは、従来の形式でボトルを1本ずつ購入するのではなく、Springbankのロット全体に6桁の金額を支払う買い手が現れるかどうかだ。Bonhamsは、31年の熟成、単一所有者のもとで保管されてきた経緯、そして出品規模の大きさが、高級スピリッツ市場の競争が激しいなかでも際立つ要因になると見込んでいる。入札は10月21日までオンラインで続く。

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