カルナータカ州、新物品税制度で酒税収入が13.3%増
5月の物品税改定後、4~9月のインド製酒類販売は1.2%増にとどまる一方、カルナータカ州の税収は13.3%増加した。
2026年10月7日(水)

カルナータカ州では会計年度上半期の酒類販売がほぼ横ばいとなった一方、州が5月に物品税制度を変更した後、同カテゴリーの税収は大幅に増加した。
政府統計によると、ウイスキー、ラム、ウォッカなどを含むインド製外国酒(IMFL)およびその他のインド製酒類の小売販売は、4月から9月までに347 lakhケース(3,470万ケース)に達した。業界関係者の情報としてThe Economic Timesが報じた。前年同期の343 lakhケース(3,430万ケース)から、約40万ケース、率にして約1.2%の増加となった。
販売数量の伸びが限られたにもかかわらず、同カテゴリーの物品税収入は前年同期の₹15,376.22 croreから₹17,424.57 croreに増加した。₹2,048.35 croreの増収で、伸び率は13.3%だった。
販売数量がほぼ横ばいの一方で税収が2桁増となったことは、1ケース当たりの税収が大きく増えたことを示している。合計額から算出すると、ケース当たりの税収は約12%増加した。ただし、これは小売店頭価格が同率で上昇したことを必ずしも意味しない。物品税率の変更に加え、製品の税率区分別の構成や、より高価格帯の銘柄への需要の移行も影響するためだ。
この数字は、カルナータカ州の2026-27年度上半期に当たる最初の6カ月間を対象としており、5月11日に施行された、アルコール・イン・ビバレッジ(AIB)に基づく新たな物品税体系の導入期間と重なる。改定制度では、インド製外国酒の税率区分が8段階に削減された。また、スコッチウイスキーなど一部の高級製品では最高価格が引き下げられた一方、大衆向け販売の大きな割合を占める低い税率区分では追加物品税が引き上げられた。
この制度変更により、販売数量が実質的に大きく伸びていないカテゴリーから、州がより多くの税収を得られたとみられる。
ビールは逆の動きを示した。カルナータカ州のビール販売は4~9月に41%増加し、276 lakhケース(2,760万ケース)となった。前年同期から約81 lakhケース増えた。ビールの物品税収入は₹541 crore増加して₹3,378 croreとなり、伸び率は19%だった。
ビールとインド製酒類を合わせた州の税収は、会計年度上半期に₹22,192 croreとなり、前年同期比で13%増加した。
Karnataka Brewers & Distillers Associationの会長、Arun Kumar Parasa氏はThe Economic Timesに対し、税収増の主な要因は最初の5つの税率区分における追加物品税率の引き上げだと述べた。ビールが最近の販売数量の伸びをけん引している一方、インド製酒類は課税対象の裾野がはるかに広いため、州にとって引き続き主要な税収源だという。
今回の動向は、州が今年初めに制度の抜本的な見直しを発表した際、酒類業界の一部から示された懸念とおおむね一致している。カルナータカ州は新制度の下で、行政による価格決定も撤廃した。これにより生産者は、市場戦略に基づいて税率区分ごとの製品の位置づけを決められるようになった。
州当局は、改定制度によって低価格帯の酒類の入手しやすさが向上し、タミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州、テランガーナ州、マハーラーシュトラ州、ケララ州など近隣州との価格競争力が高まると説明していた。しかし、国内酒類メーカーの一部は施行前に、新制度は多国籍企業の高級ブランドに有利に働き、地域の消費傾向を十分に反映しないと主張していた。
業界幹部らはまた、相対的な価格の変化によって一部の消費者がビールに移る可能性があると警告していた。他の市場でも同様の動きが見られたという。上半期の販売統計は、税制改定後、販売数量の面でビールがスピリッツを大きく上回った一方、州への税収ではスピリッツが引き続きはるかに大きな割合を占めたことを示唆している。
これまでに公表されたデータは集計値であり、インド製酒類の各スピリッツカテゴリーの実績は示されていない。そのため、州が公表した合計値からは、6カ月間のウイスキー、ラム、ウォッカ、その他の製品それぞれの販売動向を確認できない。