Bonhams、11月7日にパリでDomaine Hubert Lignierの蔵出し30ロットを競売
11月7日にパリで開催されるブルゴーニュワインの競売3件。Romanée-Contiのマグナムは3万5,000〜4万5,000ユーロの予想落札価格。
2026年10月6日(火)

Bonhamsは火曜日、11月7日にパリでワインのライブオークションを3件開催すると発表した。目玉はDomaine Hubert Lignierのセラーから直接出品される30ロットで、ブルゴーニュの著名生産者やその他の欧州ワインを中心とした個人コレクション2件も競売にかける。
競売は午後2時に、パリ8区のavenue Hoche 6番地にあるBonhamsの会場で始まる予定。競売会社によると、この日のオークションは高級ブルゴーニュワインと欧州ワインが中心で、Domaine Hubert Lignierのボトルを扱う競売に続き、欧州の著名なセラーのコレクションを競売にかける第2弾、さらにDomaine de la Romanée-ContiとDomaine Leroyを軸とする個人コレクションの競売が行われる。
この日の目玉は、Domaine Hubert Lignierから直接出品されるロットだ。Bonhamsは、商業業者や複数の個人所有者を経由せず、生産者のセラーから直接届くため、来歴が非常に明確だと説明した。Bonhamsのワイン・スピリッツ部門グローバル責任者Amayès Aouli氏は声明で、Hubert Lignierのようなドメーヌからワインを直接出品する機会は「極めてまれ」であり、来歴が可能な限り明確なボトルを求めるコレクターの現在の需要を反映していると述べた。また、3件の競売に共通する基準は「申し分のない来歴」を持つコレクションであり、各ボトルはEloïse Rusier氏の指揮のもと、Bonhamsの欧州チームが検品したと語った。
リリースでコメントしたHubert Lignier氏は、この競売をドメーヌの幅広い哲学と結び付けた。「偉大なワインの成功の源は土壌にあり、偉大なテロワールを明らかにするには、土壌を尊重することが不可欠です」と述べた。また、Bonhamsの専門家とともに競売を企画し、世界各地のコレクターにワインを紹介できることを喜んでいると付け加えた。
午後2時に始まる最初の競売は、Morey-Saint-Denisにある家族経営のDomaine Hubert Lignierを特集する。同ドメーヌでは、Clos de la Rocheが長年にわたり旗艦ワインとなっている。Bonhamsによると、同家はこのグラン・クリュに約1ヘクタールを所有し、Monts LuisantsとLes Fremièresのクリマに畑が分かれている。ブドウ樹齢は60〜70年。ドメーヌから出品される30ロットには、Clos de la Roche MCMLVの初ヴィンテージである2017年が含まれ、3本入り1ケースの予想落札価格は3,000〜4,000ユーロとなっている。
Bonhamsによると、Laurent Lignier氏は祖父Henri氏に敬意を表し、2017年にキュヴェ「MCMLV」を造った。このワインは、1955年にMonts Luisantsに植えられたピノ・ノワールのわずか27畝のブドウだけから造られる。競売会社によれば、1960年代にドメーヌの他の畑を植え替える際、このブドウ樹が植栽用の苗木の供給源となった。小粒で凝縮度の高い果実が実り、年間生産量は2〜3樽に限られるという。最初の競売には、1980年代と1990年代を対象とするClos de la Rocheの「Trilogies」も各1ロット含まれ、それぞれの予想落札価格は3,000〜4,000ユーロ。1978年のCharmes-Chambertinも出品され、予想落札価格は1,200〜2,200ユーロとなっている。
午後3時開始予定の第2競売は、「名門欧州セラーの傑出したワイン」の第2弾と銘打たれている。Bonhamsによると、ブルゴーニュを代表する著名銘柄に、フランスや欧州の他地域から厳選したワインを組み合わせた内容となる。
この競売の目玉の一つは、Domaine de la Romanée-Conti 2005のマグナムボトルで、予想落札価格は3万5,000〜4万5,000ユーロ。Bonhamsは、今世紀屈指のブルゴーニュのヴィンテージの一つで、コレクターが特に求めるサイズのボトルだと説明した。もう一つの注目ロットは、Domaine du Comte Liger-BelairのLa Romanée 2006、12本で、予想落札価格は2万2,000〜2万8,000ユーロ。Bonhamsによると、La Romanéeは0.85ヘクタールのモノポールで、年間生産量は約4,000本。2006年は、Bouchard Père & Filsとの契約終了後、Louis-Michel Liger-Belair氏が畑と醸造の両方を全面的に担った最初のヴィンテージであり、特別な意味を持つという。
同じ競売には、Domaine d’AuvenayのChevalier-Montrachet 2003が2本出品され、予想落札価格は1万5,000〜1万9,000ユーロ。Bonhamsによると、Domaine d’AuvenayはLalou Bize-Leroy氏の個人所有ドメーヌで、このワインは1992年に取得した0.16ヘクタールの区画から造られる。競売会社によれば、2003年の生産量は約320本にとどまった。その他の注目ロットには、Champagne Salon 1995が1本とマグナム2本(予想落札価格3,500〜4,500ユーロ)、Didier DagueneauのSilex 2000がマグナム12本(同3,800〜4,800ユーロ)などがある。Bonhamsによると、Silexは造り手を代表するキュヴェで、2008年に亡くなるまで醸造されていた。
第2競売には、フランス以外のワインも出品される。BonhamsはGantenbein Pinot Noir 2003の9リットルボトルを提供し、予想落札価格は2,000〜2,500ユーロ。競売会社によると、Martha Gantenbein氏とDaniel Gantenbein氏は1982年からスイスのグラウビュンデン州Fläschを拠点とし、ブルゴーニュ系クローンを植樹。ポンプ移送やろ過を行わず、重力のみを利用して醸造している。ドメーヌの年間生産量は2万5,000〜3万本を超えず、このような大容量ボトルは珍しいという。
午後5時開始予定の第3競売は、Domaine de la Romanée-ContiとDomaine Leroyの個人コレクションが中心となる。Bonhamsによると、Romanée-Contiのコレクションには2006〜2022年のヴィンテージが含まれ、ドメーヌの約20年にわたる生産を網羅する。Domaine Leroyの複数ロットも加わる。リリースでは、第3競売の主なロットについて個別の予想落札価格は公表されていない。
11月7日の競売は、来歴、ボトルの状態、希少性、生産者との直接的なつながりを重視する買い手が多い高級ワイン市場の堅調さを示している。Bonhamsはパリでの競売の紹介にあたり、こうした点を強調してきた。特にHubert Lignierの出品については、委託されるまでドメーヌ自身のセラーで保管されていたワインを購入できる機会と位置付けている。
Bonhamsによると、同社のワイン部門には20年以上の実績があり、米国、ロンドン、香港、パリ、デンマークで競売を開催している。1793年創業の同社は24カ国で事業を展開し、ロンドン、ニューヨーク、パリ、香港に旗艦競売場を構える。